こんにちは。北朝霞きくのふ整体院の菊池信博と申します。
今回は整形外科で2万人以上を改善に導いた知識と経験を持つ筆者が「頭痛」について分かりやすくお伝えさせていただきます。
日本人の約4割は慢性頭痛に悩まされていると言われています。頭痛にはさまざまな種類があります。それぞれの原因、症状や自分でチェックする方法を解説します。また、強い頭痛は重大な病気が原因の場合も。頭痛が起こる危険な病気も紹介します。
朝霞市在住で、これから「頭痛」についてお悩みになっている人はもちろん。他地域在住の人にも参考になれば幸いです。
頭痛の種類を知っておこう
片頭痛
【特徴】
頭の片側あるいは両側の、こめかみから目のあたりが、ズキズキと脈打つように痛みます。頭痛の最中に吐き気や嘔吐、光、音、におい、気圧や温度の変化に対し敏感になるなど、痛みとは別の症状が現れることが多いです。一般的に1カ月に1~2回の頻度で出現しますが、多い人では1週間に1~2回出現することもあります。女性に多く、その割合は男性の4倍ほどで思春期頃より発症することが多い頭痛です。
【メカニズム】
血管が拡張する際に神経を圧迫したり、血管周囲に炎症を起こして周りの神経を刺激する説などがありますが、原因ははっきりわかっていません。女性に多く、その割合は男性の4倍ほどで思春期頃より発症することが多い頭痛です。
緊張型頭痛
【特徴】
後頭部から頚筋を中心とした頭全体が、締めつけられるように痛みます。吐き気や嘔吐などといった頭痛以外の症状は現れず、日常生活への支障も片頭痛ほどではありませんが、数時間で治まる場合や、頭痛が数ヶ月以上も続くなど、慢性化するケースもあるようです。男女比に差はなく、中高年に多い傾向があります。
【メカニズム】
頭から背中にかけての筋肉が緊張することでおこると言われています。不安や心配などの精神ストレスや、長時間同じ姿勢を続けることで緊張型頭痛を招きやすく、いったん頭痛がおきると筋肉の緊張がさらに増し、痛みを悪化させます。
群発頭痛
【特徴】
ある決まった時期や時間帯に激しい頭痛が頻繁におこります。片方の目の奥が激しく痛むことが特徴です。一般的に、頭痛発作は1年に1~2回の頻度でおこりますが、いったん発作が始まると、それから1~2カ月間は集中して毎日のように痛みがおこります。比較的まれな頭痛で、男女比は7対1と圧倒的に男性に多いです。
【メカニズム】
何らかの理由で体内時計が乱れ、目のすぐ後ろにある「内頚動脈」という太い血管に炎症がおこるのが原因と言われています。
今すぐ病院を受診した方がいい頭痛もある
以前勤務していた整形外科で施術していた患者さんから「最近寝ている時に頭痛で目が覚める」と相談され、よく話を聞いてみると2週間ほど前から寝ている時の頭痛が続いているらしいことが分かり、あわてて病院での検査をお薦めしたことがありました。結果脳の血管が裂ける前の症状だったことが分かりました。
このようなこともあるので、危険な頭痛については知っておいて損はないと思います。
☆くも膜下出血
脳の動脈のこぶ(動脈瘤)が突然破裂し、脳を覆うくも膜下に血がたまるもので、急に、頭が割れるようなガーンという激痛がおそうのが特徴です。続いて吐き気やおう吐、意識低下などが起こります。40歳代以降に多く、発作の数日~数週間前に、前兆となる経験したことのない軽い頭痛が起きることもあります。
☆脳腫瘍
鈍痛。朝方に多い。脳にできた腫瘍が大きくなるにつれて、痛みもだんだんと強くなります。できた部位によっては、手足の麻痺や視力障害などが出ます
☆慢性硬膜下血腫
頭部打撲の1~3ケ月に生じる後頭痛、咽吐、ぽけ症状、麻痺など。
簡単に特徴だけを挙げましたが、危険な頭痛を見分けるポイントがいくつかあります。
・頭痛もちの人であれば、いつもと違う痛み、経験したことのない痛み方。
・突然起こった頭痛、激しい頭痛、長時間治まらない頭痛。
・早朝または朝方に起きる頭痛。
・麻痺やしびれを伴うもの。
・呆け症状、呂律がまわらないなどの構音障害がある場合。
・視力の低下、ものが二重に見える。
・めまい、嘔吐をともなうもの。高熱を伴うものなどです。
このような場合には医師の診察を受け、必要な検査などを受けた方が良いと思われます。
さいごに
危険な頭痛は別にして、片頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛については、整体で改善できるケースが多いです。
筋肉が緊張してかたくなると、筋肉の中を通っている神経や血管が筋肉によって締め付けられて頭痛が発生します。
つまり固くなった筋肉を適切に刺激して正常な状態にもどしてあげれば、神経や血管が解放されて頭痛が解消するのです。
次回は「自分でできる頭痛対策」について解説したいと思います。
朝霞台で頭痛に悩んでいて今すぐ解放されたいと思った方は北朝霞きくのふ整体院で「全身調整整体」を受けてみてくださいね。