加齢とともに現れるしわの中でも特に目立つのが、「ほうれい線」。ほうれい線とは、頬と口元の境界線、鼻の両脇から唇の両端に伸びる鼻唇溝(びしんこう)とも呼ばれる線です。
肌のハリや筋肉、骨格などから、目立ちやすさには個人差がありますが、30代頃から気になり始め、見た目年齢を押し上げる要因となっています。今回は、ほうれい線の原因や自分で出来るケア方法をご紹介します。
そこで本記事では整形外科で2万人以上を改善に導いた知識と経験を持つ筆者が「ほうれい線を目立ちにくくしたい」とお悩みの患者さんに対して、実際施術で使っている方法を分かりやすくお伝えさせて頂きます。
朝霞市在住で、これからほうれい線を目立ちにくくしたいとお悩みの方はもちろん。他地域在住の人にも参考になれば幸いです。
ほうれい線が深くなる本当の原因は?
Youtubeの動画でほうれい線の対策を紹介している動画の多くは、小頬骨筋、大頬骨筋のトレーニングもしくはマッサージを紹介しているのがほとんどです。
しかし、ほうれい線のできる原因は頬(ほお)の筋肉のたるみに加え、頬の筋肉を上部で支える側頭部の筋肉と、下部で支える口元の筋肉の衰えにあります。これらの筋肉が柔軟性や張りを失うために、頬の筋肉を支えられなくなり、ほうれい線ができるのです。
たとえるなら綱引きで力強く引こうと思っても、土台が弱いと結果的に足元から崩れて負けてしまうということです。
そこで以下の3つの部位を緩めて柔軟性や張りを取り戻しましょう。
1.側頭筋を緩める
左右の手の人差し指、中指、薬指を使います。
それぞれの指先を耳のうえに置き、矢印の方向へ引き上げます。
力加減は自分が気持ちいいと感じるくらいでいいです。
指先が滑らないように圧迫したまま押し上げるようにしてください。
2.咬筋
口の端の延長上に指をあてます。
そのまま口を開くと上の歯と下の歯のすきま(溝)を触ることができます。
その溝を耳の方向に辿っていくと、固い筋肉にぶつかります。それが咬筋です。
優しく円を描くように固い筋肉に沿ってマッサージします。
痛すぎるくらい強くやるのは逆効果ですので、気持ちいいくらいの力加減を意識してください。
3.頭全体の筋膜を緩めます。
頭の一番上に位置する帽状腱膜は前頭筋、側頭筋、後頭筋と繋がっており、これらの筋肉による引っ張りや加齢や重力に負けて伸びきってハリが無くなってしまうと、前頭筋や側頭筋も下がるため目のたるみのほか、顔にシワやたるみをつくると言われています。
この帽状腱膜を筋膜リリースという技術を使って緩めていきます。
普段の生活も見直そう
姿勢が悪く猫背になる。
そうすると、頭の重さに耐えようとして歯を食いしばる癖がついてしまいます。
そのため、正しい姿勢を意識することが重要です。
歯を食いしばる癖がある。
強いストレスや集中する作業が長い場合、歯を食いしばることが増えます。
日常的にこのような状態が続くと、常に歯を食いしばっている状態が続きます。
必要以上に歯を食いしばることがないように、意識的に口の力を抜くことが大切です。
片側だけで食べ物を食べる。
左右どちらかだけで噛む癖がある方は、片方の顎の筋肉が鍛えられてしまい、バランスが悪くなることがあります。
無意識で片側だけで食べ物を噛んでいる場合、意識して左右噛む回数を合わせることをおすすめします。
うつ伏せで寝ている。
うつ伏せ寝は、呼吸をするために必ず左右どちらかに顔を向ける体勢になり、無意識のうちにその人にとっての「向きやすい側」に頭を傾けています。このクセが頚椎(首の骨)をゆがめる原因に。頚椎はあごに関係する筋肉群と連動しているため、あごにゆがみが出る恐れがあります。
まとめ
ほうれい線を薄くしていくには、まず頬の筋肉を上部で支える側頭部の筋肉と、下部で支える口元の筋肉の柔軟性や張りを取り戻すこと。
頭全体を覆う筋膜を緩めることで、再び柔軟性や張りを失うのを防ぐこと。
日常生活を見直し、歯を食いしばる習慣をやめること。
以上のことに気を付けて、継続することが大事です。
やり方や力加減などは来院して実際に受けていただく方がわかりやすいかもしれません。
朝霞台に来て北朝霞きくのふ整体院で施術するときは、「ほうれい線対策のやり方教えて」と気軽に言ってくださいね。
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