痛い刺激の方が効果がある?!クセになってしまう強刺激の危険性とは?

目次

はじめに

 こんにちは、北朝霞きくのふ整体院の菊池信博と申します。

少し前までは、整体といえばごつい体格のおじさんが「ボキボキ鳴らす」「ゴリゴリ揉む」といったような施術を行い、利用者さんが悶え苦しんでいるようなイメージがありました。

しかし、近年では整体院も大きく変化を遂げており、朝霞市内のなかでも「ソフトな施術」を行う整体院が増えています。


  今回は整形外科で2万人以上を改善に導いた知識と経験を持つ筆者が「痛みのある施術の危険性」について分かりやすくお伝えさせていただきます。

 朝霞市在住で、これから「どういった施設で施術を受ければいいのか」についてお悩みになっている人はもちろん。他地域在住の人にも参考になれば幸いです。

これからお伝えさせていただく内容は、私自身の経験談です。

 私は柔道整復師の資格を取得して、最初の職場は整形外科のリハビリ室でした。
整形外科といえば、普通低周波治療器と腰や首のけん引装置が置かれていて、一つにつき10分程度行い何種目かこなしたらおしまいというところがほとんどです。

 
 しかし、私が働いていたところは柔道整復師かマッサージ師が10分から15分程度運動療法という名目で理学療法士さんが行っている運動器リハビリを行うことができました。(正式に運動器リハビリを行うことができる資格を取っていますから違法ではないです。

運動器リハビリという言葉はあまり一般的ではないと思います。

運動器に障害を持つ患者さんを対象に、運動療法、徒手療法(関節可動域訓練や筋力強化、ストレッチなど)や物理療法(温熱、電気など)、装具などを提供し、痛みを減らし、関節可動域(動かせる範囲)の拡大、筋力の強化を図るもの。をいいます。

 主に理学療法士さんが行うのですが、当時は理学療法士の方は今よりも数が少なく、貴重な存在ですべての患者さんを理学療法士さんが担当することは不可能でした。
 私のいた整形外科では1日100人から150人とか来院されることはざらにありました。そこで職種的に近い柔道整復師がそこの人材不足を補うという形で運動器リハビリをやっていました。

 職場に配置されて柔道整復師の先輩から研修を受けました。そこで習ったのは両手の親指で刺激する指圧です。ギューッと押していくおなじみのアレですね。
 先輩たちはもともと接骨院で経験を積んで、整形外科に転職してきた柔道整復師がほとんどでしたので、

「接骨院=指圧」というイメージが僕の中で定着しました

 現在でも接骨院に限らず整体でも指圧で強く刺激するイメージがある人いると思います。実際保険治療が主体で営業している接骨院なんかは指圧を採用しているところが多いようです。

なぜ強刺激が危険なのか?

 整形外科や接骨院も多分同じだと思いますが、朝一番はおなじみのメンバーが多いです。そしてほとんどが強圧刺激を望まれるということに気づきました。

 来る日も来る日も強い刺激を受けているうちに刺激に慣れ切ってしまい、更に強い刺激を求めるようになります。

 さらに気づいてしまったことがあります。「症状がまるで良くなっていない」それどころか「だんだん筋肉が固くなっていく」ということに。

 強い刺激で筋肉は一旦緩むことは緩みます。しかし、短期間でまた固くなっていまいます。しかも前以上に固くなります。
 そして固くなった筋肉は以前以下の強さの刺激を受け付けなくなります。だから「物足りない」と感じてしまい、更なる強刺激を求める悪循環に陥ります。

 そこに気づいた私は、先輩から教えてもらうことはもうあてにせず、当時は情報が少なかったので安い給料の中からやりくりして、毎月のように自分で医学書(一冊1万円以上する)を取り寄せたり、DVDを買ったりして自分の医学的知識や技術を高めていきました。
 そこで至った結論としては、「強い刺激をして痛くする必要は全くない。」です。

 そもそも痛みは、身体が異常や負荷を感じているサインであり、それを無視して施術を続けることは、問題を引き起こす可能性があります。もし人間が刺激を必要としているなら、それは「心地よい刺激」か「気持ちいい刺激」です。

 それ以上の強い刺激は「痛い攻撃」であり無意識に防御反応が働いて固くなってしまう結果となります。
 逆にいうと心地よい刺激」か「気持ちいい刺激の方がより一層筋肉をゆるませることができるのです。
 当院ではいろいろな技術を採用しており、ストレッチもマッサージも行いますが原則として強い刺激で痛がらせることはしません。
※(検査の目的で「ここは痛みがありますか」など刺激することはあります。)

イソップ寓話の一つである『北風と太陽』は、このことをよく表していると思います。

以下Wikipediaから引用です

ある時、北風と太陽が力比べをしようとする。そこで、通りすがりの旅人の外套を脱がせることができるかという勝負をすることになった。

 まず、北風が力いっぱい吹いて、旅人の外套を吹き飛ばそうとする。しかし、寒さを嫌った旅人が外套をしっかり押さえてしまい、北風は旅人の服を脱がせることができなかった。

 その次に、太陽が燦燦と暖かな日差しを照りつけた。すると旅人は暑さに耐え切れず、今度は自分から外套を脱いでしまった。こうして太陽の勝ちとなった。

さいごに

 

 当院では、原則として痛みがでるような施術はしません。理由は痛くないほうが良くなるからです。
 ストレッチ指導もさせていただきますが、自分でやってて気持ちいいと感じるぐらいの強さで行うよう指導しています。


 朝霞台で根本からの改善にぜひチャレンジしてみようと思った方は北朝霞きくのふ整体院で「全身調整整体」を受けてみてくださいね。

\ 全身調整整体の詳細を見る /

目次