はじめに
こんにちは、北朝霞きくのふ整体院の菊池信博と申します。「アゴが痛い」、「口が開きにくい」、「音がする」、あるいは「ものが噛みにくい」といったことがありますか?
疫学調査の結果から、アゴに何らかの症状を持つ人は全人口の7~8割に上るとされていますので、あてはまる方は多いと思います。
いわゆる顎関節症という病気ですが、「音がする」だけでしたらあまり日常生活に支障ありませんが、「アゴが痛い」、「口が開きにくい」、あるいは「ものが噛みにくい」となると日常で気になってしょうがないですよね。食事で口を開けるたびに痛みがでるなんて食べる楽しみがなくなってしまいます。
今回は整形外科で2万人以上を改善に導いた知識と経験を持つ筆者が「顎関節症」について分かりやすくお伝えさせていただきます。
朝霞市在住で、これから「アゴ」についてお悩みになっている人はもちろん。他地域在住の人にも参考になれば幸いです。
顎関節症の原因はなんですか?
顎関節症の原因として以下のものが挙げられます。これらのうちどれか一つのみが原因となるというより、複数の要因が関与して発症することがほとんどです。
1.日常のクセ:上下の歯を接触させる癖をもっている。
(意識していないときに私たちの上の歯と下の歯の間には隙間があり、接触していないことが普通とされています。)
2.日中の動作:頬杖をつく、ガムを噛む、爪噛み、片方の歯でばかり噛む、猫背
3.夜間の習慣:歯ぎしり、うつぶせ寝、睡眠障害(ストレスで夜よく眠れない)
4.精神的要因:ストレス、緊張の続く仕事
5.特定のスポーツ(テニス、サッカー、ゴルフ、ラグビーなど)、サックスやフルートなどの吹奏楽器の演奏、職業
6.顔面打撲や事故による外傷
なぜ痛くなる?
顎関節は耳の前に位置していて、両方の関節が同じタイミングで同じ動きをすることでスムーズに口が開きます。もしタイミングがずれていたら口を開けたときにどちらかに下の顎が曲がっていきます。
この場合曲がっていく側の関節に問題があります。周囲の筋肉が固まっていて動きを邪魔しているからです。
具体的には噛むために使われる筋肉である。側頭筋、咬筋が代表的です。この二つの筋肉は慢性的な頭痛の原因ともなります。
今度は口を半開きにしたまま、下アゴだけ左右に動かしてみましょう。どちらか極端に動かしにくい方があるなら動かしにくい側の筋肉に問題があります。周囲の筋肉が固まっていて動きを邪魔しています。
内側翼突筋、顎二腹筋などが代表的です。
以上に挙げた筋肉が、ずっと噛みしめていたりすることで固まってきます。
口を開けるときにその固くなった筋肉が無理にのばされることによって痛みがでることが多いです。
また女性は男性に比べて痛みに対して我慢強い傾向があります。そのため痛くても放置してしまい結果的に症状が進んでしまい、筋肉の障害から関節内の障害へ、最終的に骨の変形まで進むこともあります。
顎関節症の改善に向けて
アゴの痛みに関しては上記に挙げた
・側頭筋
・咬筋
・内側翼突筋
・顎二腹筋
の緊張が取れて柔らかくなれば痛みが少なくなっていきます。
これらはマッサージやセルフケアだけで改善していくことが多いです。
しかし、これらの筋だけを柔らかくしたとしても、猫背など日常の姿勢で肩甲骨や首の筋肉が緊張してくれば、元通りの固さに戻ってしまいます。
ストレス ⇒ 日常の姿勢が悪くなる ⇒ 肩甲骨や首の筋肉が緊張する ⇒ 噛みしめが長くなる ⇒ 顎関節周辺の筋肉が緊張 ⇒ アゴ痛い
の連鎖を断ち切ることが重要です。
さいごに
ストレスについては、仕事などの事情で自分では処理しきれないことが多いですよね。
しかし、その他についてはセルフケアや心構えで何とかなる部分です。
次回は顎関節症のセルフケアについて解説したいと思います。
朝霞台で顎関節症の改善にぜひチャレンジしてみようと思った方は北朝霞きくのふ整体院で「口もとのゆがみ・小顔矯正」を受けてみてくださいね。
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